貨物輸送を鉄道か道路か、何が決定するのか
鉄道と道路の選択は、距離と貨物の取り扱い回数によって決まります。鉄道は長距離を大量かつ安価に輸送できますが、発着はターミナルに限られます。一方、トラックは戸口から戸口まで輸送可能です。通常2回発生するモード間の積み替えは、コスト、時間、そして損傷のリスクを増加させます。
荷主が見落としがちなのが、この取り扱い回数です。トンキロあたりの運賃が圧倒的に安く見える鉄道輸送も、両端でのドレージ、ターミナルでの滞留、追加の積み下ろし作業を含めると、その優位性は薄れます。鉄道が有利になる分岐点となる距離は、多くの人が想定するよりも遠いのです。公開されるべきではないのは、自社の運賃表です。交渉済みの価格やレーンごとのコストは契約上の機密情報であり、荷主が保有する最も重要な文書の一つです。
これら2つの輸送モードは、6つのシーンで比較されます。戸口からターミナルまでの違い、ドレージと積み下ろし作業を含めた総コストの算出方法(2シーン)、輸送時間とスケジュールに対する信頼性、鉄道が安価になる分岐点、そして両モードが実際にどのように組み合わされるか、についてです。

