はしごの故障原因:脚部と蝶番に潜む危険
はしごの故障は、主に脚部と蝶番の2箇所で発生します。脚部が摩耗・欠損していると、滑らかな床面でベースが滑りやすくなります。また、ロック機能が失われた開き止め金具では、荷重がかかった際に脚立が折りたたまれてしまう危険があります。側板や踏ざんは注意深く点検されますが、これら2箇所に比べ、転倒事故の原因となることははるかに少ないのです。
人々が点検する箇所と、はしごが実際に故障する箇所との間にずれがあるため、使用前点検が形骸化してしまうことがよくあります。作業員は側板を手でなぞり、ひび割れがないことを確認し、磨かれたコンクリートの上で摩耗したゴム製の脚部を持つはしごに登ってしまうのです。はしご本体以外の高所作業に関する事項、例えば墜落制止用器具、開口部保護、作業許可要件などは、それぞれ独自の訓練を要する別の管理項目です。
この点検は7つのシーンで構成されています。実際の故障箇所2点、脚部とその設置面の確認2点、蝶番・開き止め金具・ロック機構2点、側板と踏ざんの点検で維持すべき点1点、そして故障したはしごのタグ付けと使用中止1点です。

